
審美的修復の種類やプランを提示し、患者様の質問に十分な時間をかけてカウンセリングを行い、希望の歯、口元、の形態を聞きだし、機能的にも審美的にもその方固有の個性に適正な最終補綴の状態をラフデッサンするための時間をとります。
お口元のズームアップ、スマイル時やさまざまなお口元の表情を、正面観、側貌観、斜め下方、上方からの顔貌写真撮影をし、確認しながら行います。
また、技工士がワックスアップでご希望の歯並びや歯の形を製作するための型取りを行います。
ご自分の気づかなかった表情や魅力を発見する大切なサプライズの時間でもあります。


口腔内で、患者様の希望のお口元をシミュレーションします。
撤去可能で、歯の表面を損傷しない修復材料、光重合コンポジットレジンによって、希望の形態を体験していただきます。
患者様の承諾が得られれば、このシュミレーションの状態で一週間程度を過ごしていただきます。その間、発音や咀嚼、などに違和感がないか、見た目の満足度 などを試してもらいます。
可能であればこの日に歯を削って仮歯を作り、仮着用のセメントで装着します。


自然で美しく、機能的で、クリーニングしやすい形態の修復物を作るには、欠かせない、細かく、デリケートな処置を行います。
歯肉、歯と補綴物のジョイントの辺縁の部分をできる限り滑沢で、凹凸のない曲線に仕上げて、仮の歯もそれに合わせたさらに美しく機能的なものを新しく作ります。


健康な歯肉の状態で最終的な型取りを行うことが技工物の作成の質を高め、歯と技工物の精密な適合性に不可欠です。
このために、プラークコントロールが正しく行き届いているかを衛生士がチェックしレクチャーします。


もしご要望があればこの時点で、改良します。


歯肉のコンディションが良好な状態で型取りを行います。


技工士の立会いのもと、最終修復物のベースの適合を口腔内でチェックします。


最終補綴物を着脱可能な仮着セメントでセメンティングします。数日間過ごしていただき、満足度をチェックしていただきます。着脱可能なので、この時点で最終的な修正は可能です。
細かい主観的なご要望に関しては、機能的、審美的に問題がないと思われる場合には、2回を超える修正のご要望には別途費用がかかる場合がございます。(1歯につき¥10,000~¥25,000)


いよいよ口腔内に最終セットの日です。
通院に費やした時間、がんばった時間を振り返り、スタッフ全員の祝福のなか、初診時の希望が実現する日となります。


修復物の状態、かみ合わせ、見た目の美しさなどを再度チェックし、素敵なポートレイトを撮影するように、写真撮影を行い、初診時のものとともに保存します。